沖縄の伝統を受け継ぐ 沖縄の工芸展
9月22日〜24日
銀座 時事通信ホールにて沖縄の工芸展が開催されました。
沖縄全島から工芸品が集結するこのイベント!
毎年楽しみにしていらっしゃる方も多いそうです。
体験ブースでは織物にチャレンジする女の子💖後ろ姿ですでに可愛さが伝わる💕
今回はなんと!!!来場者数が過去最高なんだとか🎵🎵年々増えるって沖縄工芸の魅力が関東の方々に伝わっている!ということですね🌟
工芸ふれあい広場では三線ライブステージやトークショーが行われました。
私は美しいキモノ 富田匡子編集長と南風原花織理事長の城間さん、前理事長の野原さんと「南風原花織の魅力」についてトークショーをさせていただきました。
今年、南風原花織が国の伝統的工芸品に指定されました。
国の伝統工芸品に指定されるには簡単に言うと、100年以上の歴史があることが条件!第二次世界大戦の時に沖縄は激しい地上戦となり、その時にほとんど焼かれ、歴史を証明する実物がないらしい。でもあらゆる資料をかき集め、野原さん・城間さんの熱意が伝わり今回指定を受けたそうです。ここまでくるまでに何年もかかったと、トークショーの中で涙ぐむ場面もありました。先人たちが受け継いできた技術・歴史をこの先もずーっと継承していってほしいです。
来場者はキモノに興味のある方々ばかりでトークショー後の南風原花織ブースでは質問にいらっしゃるお客様で溢れていました。
続いて国の指定を目指すは沖縄の三線!!!
沖縄ブームやテレビCMなどでも見かけることから今では三線が年配の方だけではなく若者にまで親しまれています。
昔と比べ海外産の三線も増え、手頃に購入できるのでMY三線を持っている方も多いとか。
でもその手頃さゆえに、沖縄産の三線が普及していないのだそうです。
そこで沖縄三線に携わる職人や演奏者が団結し、三線をブランド化し普及活動を行っています。
今回は沖縄県三線制作事業協同組合の仲嶺事務局長、渡慶次代表理事、
演奏者を代表して人間国宝の照喜名朝一先生、沖縄県無形文化財保持者 大工哲弘先生をお迎えしトークショーを行いました。
それぞれ熱い想いを語っていただき、照喜名先生、大工先生には唄・三線を披露していただきました。
「三線は体の一部」と話す照喜名先生。その後演奏していた仲風節は圧巻でした。
(照喜名先生と娘さん↑)
そしてトークで笑いを誘う大工先生は、「上等な音色を出したいんだったら上等三線を弾きなさい。」と。笑
(八重山民謡界のレジェンド大工さん↑)
600年もの歴史をもつ沖縄の宝 三線。
沖縄は小さい島ですが、陶器・ガラス・織物・芸能など芸術が溢れています。
先人たちが受け継いできてくれた大切な宝。この伝統を絶えることなく継承しつづけなければならないと思いました。
そして島だけではなく県外国外の方にも興味関心を持ってもらう。
毎年東京で開催される沖縄の工芸展は県外の方々に沖縄の魅力を伝える絶好の機会。
お客さんの中には三重県から来た方もいらっしゃっていて、来場者の方にとってもプロの技を間近で見られる良い機会だそうです。
来年も開催予定ですので、来て見て触れて少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです💕
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